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インタビュー:京都府立医科大学大学院医学研究科 内藤 裕二教授(医学博士)

現代の日本人は発酵性食物繊維(ルミナコイド)が慢性的に不足しており、主食や食習慣を見直して意識的に補うことが重要です。

概要:

ルミナコイドとは何か

·食物繊維だけでは語りきれない「腸内細菌のエサ」になる植物由来成分をまとめた概念として日本で生まれた用語(日本食物繊維学会が提唱)。​

·高発酵性の食物繊維を中心に、腸内で発酵し短鎖脂肪酸を生み出す素材群を指す。​

なぜ現代人は不足しているのか

·日本人の食物繊維摂取量は長期的に減少し、「白いご飯、白いパン」中心の主食や、「甘い物·、油っぽい物」に偏った食生活が背景にある。​

·野菜だけでは目標量(20~24g/日)に届かず、主食の全粒穀物などを食事に取り入れるなどの見直しが必要。​

不足すると何が起こるのか

·腸の粘液層が薄くなり、バリア機能が低下し、慢性炎症や動脈硬化·生活習慣病·老化のベースになり得る腸管炎症が起こりやすくなる。​

·腸内環境の悪化は、健康寿命の短縮にもつながる可能性がある。​

どう補えばよいか

·主食を全粒穀物などルミナコイドを含むものに部分的に置き換えることが近道。​

·食事だけで20g以上を安定してとるのは難しく、必要に応じてサプリやスムージーなど補助的な手段も組み合わせるアプローチも検討するのが良い。


動画リンク:https://www.youtube.com/watch?v=gq1-lzauYsQ